子宮外妊娠の兆候、症状とは?

子宮外妊娠とは、受精卵が子宮内の正しい位置と違う部位に着床して発育することです。子宮外妊娠の兆候としては、妊娠初期に突然下腹部に激痛があります。そして子宮外妊娠の症状としては、月経が遅れたうえに少量の出血が続き、下腹部から肛門にかけて痛みも伴います。
また、卵管内に着床したままの受精卵が成長を続けると、卵管破裂により腹腔内に出血を起こし貧血、めまい、脈拍低下、血圧低下、嘔吐、ショック症状などを起こします。母体の生命にも関わることになりますので、月経遅れや出血、痛みを感じた場合は直ちに産婦人科を受診されることをお勧めいたします。
しかし、子宮外妊娠は兆候がないため早期発見が困難で、下腹部の激痛は妊娠の自覚症状がないうちに起こることが多いことからも、基礎体温を測るなどして常に注意することが必要です。

子宮外妊娠の原因について

子宮外妊娠の原因は、卵管が詰まったり細くなっていることで、受精卵が卵管を通過できずに子宮にたどり着く前に別の場所へ着床してしまうことが多いようです。
最も多症例は、卵管内で着床してしまう「卵管妊娠」です。卵管妊娠の中でも卵管の入り口部分の「卵管膨大部妊娠」が特に多い症例です。ごくまれに、子宮の下側の「頸管妊娠」や腹腔内に着床する「腹腔妊娠」の症例もあります。
卵管は子宮と異なり非常に狭いので、胎児が育ちにくく、子宮外妊娠を放置すると卵管内で流産したり、卵管が破裂して大量出血し、母体が危険にさらされることがあります。また、妊娠中絶の後遺症で卵管炎になることもあります。子宮外妊娠は1%の低確率で発生するといわれていますが、近年は高年出産が増えるなどの原因で増加傾向にありますので注意が必要です。

子宮外妊娠の治療、手術方法は?

子宮外妊娠の治療が手術になるのかそうでないのかはとても気になるところだと思います。そして、子宮外妊娠の手術するにしても卵管を残すか残さないかも気になるところです。
まずは、病院で子宮外妊娠の検査をしてもらいます。もし全身状態が悪化していれば、開腹手術して卵管を摘出します。片方の卵管が正常ならば、今後も妊娠は可能です。
ただ、子宮外妊娠が早期発見されて、状態が落ち着いているようであれば、待機療法 (1〜2割の子宮外妊娠で自然に吸収され治癒するケースもある)または薬物療法(大抵MTXという抗ガン剤を使用)、手術(腹腔鏡を使用するケースも有。また状態によっては卵管を残すこともあります)といった選択肢があります。
子宮外妊娠の治療にはそれぞれ長所短所があり、どの治療方法を選ぶかは患者さんの状態により異なりますので、担当のお医者さんと良く相談されることをお勧めします。

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